こどもクラス昇級審査 こどもから学ぶこと
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今日、指導を担当している雄心館道場で、こどもクラスの定期昇級審査を行いました。
審査は、こどもたちの日頃の稽古の成果を見る機会です。でも実は、私自身がこどもたちから学ぶ機会でもあります。
その代表が、氣の学習の五原則の一つである「素直であること」です。
経験を重ねると、何かを教わっても、頭の中で「ああでもない、こうでもない」と格闘が始まります。まだ体を動かしていないのに、頭の中ではすでに三試合くらい終わっている。私にも心当たりがあります(笑)。
一方、素直な子は、まずよく見て、よく聞いて、やってみる。そして、教わったことを次の動きに生かします。その上達の早さには、こちらが驚くほどです。
「私が身につけるまで、どれだけかかったと思っているんだろう……」
嬉しい反面、ちょっとヤキモチを焼くこともあります(笑)。
素直であるとは、疑問を持たず、何でも言われたとおりにすることではありません。自分の思い込みをいったん横に置き、目の前のことから学ぼうとする姿勢だと思います。
審査が終わり、少し時間が余ったので、こどもたちに感想を聞いてみました。
嬉しかったのは、仲間の審査を、自分のことのように受け止めていたことです。自分の順番が終わればおしまいではなく、他の子の姿からも学んでいました。
なかでも、小学一年生の男の子が、審査を受ける子だけでなく、「審査を見ている子たちの態度がよかった」と話してくれたのには驚きました。
技をする人だけでなく、その周りの人にも目を向けている。その視野の広さに、大人の私も一本取られました。
ぼくたちが学んでいる心身統一合氣道では、心が体を動かすこと学びます。「できない」と決めつける心と、「まずやってみよう」と向かう心では、動きも、学び方も変わってきます。
また、相手を大切にする心は、技をかけるときだけのものではありません。仲間の挑戦をよく見て、良いところに気づく。その姿も、大切な稽古だと感じました。
合氣道を学ぶことは、技とともに「学び方」を学ぶこと。その姿勢は、学校でも、家庭でも、やがて社会に出てからも生きていくはずです。
中山教室でも、こどもたちの「やってみよう」という心と、仲間を大切にする心を育んでいきたいと思います。
そのためにも、まずは私自身が素直であること。
こどもたちの昇級審査でしたが、私も「素直さ」の再審査を受けた一日でした。